SS25シーズンの注目スタイルの1つとして、この記事ではモックレイヤードのデザインを紹介します。

このスタイルはシャツ、プルオーバー、Tシャツ、スウェット、スーツ、スカートなど様々なカテゴリーで広く使われています。

細かな技を駆使したこのトレンドは、ウィメンズウェアの実用性とスタイルに対する現在の消費者の需要を満たすだけでなく、革新的なデザインを追求するブランドの姿勢を示すものでもあるでしょう。

1-6 のアイテムごとに見ていきましょう。

１．Outer Tank 

通常、春夏のタンクトップはインナーアイテムとして使われることが多いですが、Miu Miu, Acne Studios , JW Andersonなどのブランドは、ボトムスやTシャツなどのアウターにベストを重ね着し、ユニークな着こなし効果を生み出しています。

異なる素材や色を選ぶことができ、これらの重ね着で完成するフェイク2ピースデザインは、春夏服に新たな活力を注入しています。

２．Double Plackets 

この前立てデザインは、シャツやスーツでよく応用されます。

OTTOLINGER 、Y/Projectなど前衛的なブランドは、シャツの襟と前立てを解体、再構築し、二重の前立て効果を表現しています。

一方、Eudon ChoiやR13などのブランドは、スーツにベストの前立てを組み合わせ、カジュアルなフォーマルスタイルを作り出しています。

３．Cropped Mock Layers  

クロップド丈のモックレイヤードは、モックレイヤードで現在最も人気のあるデザインのひとつでしょう。

通常丈のシャツやジャケットなどのアイテムに、ショート丈のアウターを1枚以上重ね着することで、高度なレイヤード効果を生み出しています。

Eudon Choiや3.1 Phillip Limなどのブランドは、このデザインをコレクションに広く取り入れていました。

４．Outer Shirt 

Alexander WangやSacai といったブランドでは、シャツの重ね着のモックレイヤードに新たな改良をもたらしています。

裾や襟を縦にカットし、折り返して伸ばすことで、内外2枚重ねのデザイン効果が形成され、外縁に滑らかで優美な流線型の輪郭が生まれています。

同じ生地を使うことで、フェイクの2ピースの楽しさが一目瞭然になっています。

５．Long Shirt Sleeves 

長袖と半袖のレイヤードは、よく使われるフェイクツーピースのスタイルですが、特にTシャツやパーカーに適しています。

Acne Studios やGivenchyなどのブランドは、半袖Tシャツに軽量のメッシュ素材と長袖を組み合わせています。

この組み合わせは、半袖Tシャツのカジュアル感を残しつつ、デザイン全体に軽やかで透明感のあるレイヤリングを与えています。

６．Exposed underskirt

通常、アンダースカートはメインの生地の下に隠れるものですが、PRADAやMiu Miuといったブランドは、この固定観念を打ち破ろうとしています。

Miu Miuは、極端に短いスカートの端を露出させ、遊び心のある女の子らしさを演出しています。

こちらのレポートは、POP Fashionより一部抜粋してお届けしております。

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