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レース生地の傾向:新たなウィメンズファッションデザインに向けて
ココシャネルはかつて、レースは人間の最大の発明であり、これまでのところこれほどエレガントで絶妙なものはないと言いました。
また自然の美しさは私たちに無限のインスピレーションを与えてくれます。その美しさを通して、デザイナーは糸と工芸を用いて、
表現するより良いデザインを見つけることができると言えるでしょう。
レースは誕生以来、絶妙なクラフトとロマンスを象徴してきましたが、このレポートでは、レースのクラフト、柄パターン、
テクスチャーを分析します。
ケミカルレース(water-soluable lace)、浮柄経編レース地(warp-knitted lace)、レーザーカットレース(laser-cut lace)のような
レース生地は、デザイナーと生地開発企業にA W22 / 23の新しい方向性をもたらします。
繊維と素材に関しては、シェニール糸、ウール、再生ポリエステル、ナイロンが一般的な綿と化学繊維に混合され、
熱特性とサステナブルな価値を高めています。
生地のディテールに関しては、デジタル刺繡で、それは水溶性の不織布をベースクロスにして作られており、
お湯でベースクロスを溶かし、立体的に生地を残しレースが作られます。
ナイロン、綿、ポリエステルの繊維をブレンドし、さまざまな色を使用してカラフルなレース効果を形成可能で、
ベースクロスを溶かした後の刺繡部分にプリントや3Dデコレーションを加えて、レイヤードな立体感を演出できます。
また、パターン柄は、いわゆる個性的な柄ではなく、幾何学的な形や装飾柄が傾向です。
一方、伝統的な水溶性のパターンとは異なり、絡み合う抽象的なパターンとレイヤードされた架空の花柄デザインがより印象的です。
また、混合されたシェニール糸は熱特性を強化します。フィット感のある仕立てと生き生きとしたシルエットを組み合わせると、
AW22 / 23のウィメンズのトップスやドレスに適しているでしょう。
溶解処理後の天然コットンリネンレーす生地には、幾何学的な穴や、くり抜かれた花柄パターンなどが見られます。
プレーンなモノクロスタイルに、有機素材または再生素材を組み合わせると、テキスタイルをより快適で
ナチュラルなものにします。
このレイヤードの視覚効果は、A W 22/23のウィメンズトップス、アウター、スカート、ズボンのデザインの開発に適しています。
こちらのレポートは、POP Fashionより一部抜粋してお届けしております。
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