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「主体性」、(再) 活性化されるリソース

2022.08.25
Carlin Blog & News Letter

<社会科学や哲学において、エージェンシー(agency)とは、世界や物事、存在に対して行動し、それらを変化させたり影響を与えたりする人間の能力のことである> Wikipedia より。

最近の二つの全く異なる研究では、間接的にその利点を強調しています。

ケンブリッジ大学の心理学者によって行われ、学術誌「Frontiers of Psychology」に掲載された初めての科学的研究では、失読症について再考するよう促しています。

研究者によれば、文字を読んだり再現したりする能力の障害は、歴史上、その保持者に決定的な優位性をもたらしてきたといいます。

実際、失読症(ディスレクシア)の人たちは、その困難を補うために、環境を探索する能力や素早い判断力を高めてきました。

彼らは、すでに記録された情報を再解釈して最終的な結果を予測する傾向を脳に頼ることができないため、その行動戦略によって、常に新しい鋭さで世界を観察し、大きな創造性を授かっているのです。

 

 

一方、ニューヨークのコロンビア大学とスタンフォード大学の研究者は、ビデオ会議よりも対面会議の方がより多くのアイデア、そしてより独創的なアイデアを生み出せることを明らかにしました。

Nature誌に掲載された彼らの調査は、実施した国に関係なく、Zoomで仕事をした人たちは、全体として、直接会った人たちよりもアイデアが20%少なかったというもので、疑う余地のないものでした。

ガーディアン紙では、メラニー・ブラックス博士が、「視覚の集中は、認知の集中の大きな要素である」と説明しています。

画面に集中し、それ以外の環境をフィルターにかけると、タスクへの取り組み方にも影響が出ます。

これは、より広い探究心を阻害するため、創造性にとって悪いことです。 この2つの研究結果に共通するのは、人間の主体性(agency) がいかに洞察力に富んだものであるかを示している点であるでしょう。

私たちの参照モデルが大きく揺らいでいる状況、そして技術的な解決策がそれほど摂理的とは思えなくなった今、私たちが本来持っている行動力を失わないことが必要なのです。

 

CARLINの存在意義は、主体性(agency) を活性化することです。

明日の行動を予測し、習慣を形式化することで、私たちはクライアントと共に探求する才能を発揮します。

既成概念を壊し、視点を変え、視野を広げることを目指します。

移り変わる世界の中で、新しいものを共に創り出しましょう!!

 

 

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