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パリ開催:Paris Design Week 2021展示におけるカルランの注目デザイン

2021.10.06
Carlin Blog & News Letter

Maison et Objetはその分野の専門家のためだけの展示会ですが、9月9日~18日にかけて開催されたParis DesignWeekは一般の人々と

デザイン愛好家のために開かれているデザインウィークです。

誰でも入場できるので、時代に貢献するアーティストやデザイナーの考え、革新、創造物を発見することができます。

2021年版Paris DesignWeekにおけるCARLINのお気に入りを一部ご紹介致します。

 

 

DIPTYQUE –動きのない旅行

フランスの香料ブランドDiptyqueは、創立60周年を記念して、ルーヴル美術館の郵便局に、嗅覚と視覚の両方を兼ね備えた展示会を開催しました。Diptyqueは、9人の現代アーティストに、ブランドを象徴する5つの場所(フランス、ギリシャ、イタリア、日本、レバノン)周辺を想像して、オリジナル作品を作成するよう依頼しました。

ピンクの壁のある部屋のニスを塗った木製パレットの上に、アーティストZoë Paulの作品が立っています。ギリシャの町ミリエスMilièsにインスピレーションを受け、アーティストは「カイロンの洞窟」という作品を作成しました。吊るしたり置いたりするために、ピューターの王冠を上に載せたセラミックビーズカーテンで構成された彫刻です。カーテンの真珠は、ギリシャ神話の愛と芸術を表す神聖なシンボルである手を描いています。素材とそれが放つ光、構成はギリシャの正統的な文化を象徴し、精神性と深い静寂の感覚をもたらします。

 

 

 

フランス製の家具–ピクセルの群れの中

「Nuagedepixel」は、ミゲル・シュバリエとA + Aクーレンが想像した、アートとデザインを組み合わせた家具のセットです。Mobilier National (フランス製の家具)のワークショップのいくつかのスキルをまとめたプロジェクトです。黒、白、グレーの模様のピュアでグラフィックなリビングルームです。透明の樹脂、ポリメタクリル酸メチルポで出来た「虫眼鏡」コーヒーテーブルは、あらゆる観点からカーペットパターンに実際のピクセル効果をもたらしています。

 

 

コンセプトストアギャラリー:BOON_ROOM

アートとデザインのセレクションを備えたコンセプトストアギャラリーのBOON_ROOMは、あらゆる形態の芸術的表現を奨励しています。イベントのために選ばれた作品は、BOON_ROOMを構成するユニークなビジョンを持つデザインとアートブランドで多文化性あふれるセレクションでした。

カナダのケベックアーティストをキューレートするEditions 8888によるサロンは、粗々しいラインからパンク/サイエンスフィクションのインスピレーションまであり、インダストリアルな色と素材、地球外生命体の体を持つ男の写真など、全体的に挑発的です。不完全さのポエムを自発的な身振りで「”生”(未加工)の贅沢」をで表現するデザインです。

アートとデザインを組み合わせたJCP Universeの作品は、独自の時空の哲学でクラシックとコンテンポラリーのスタイルをミックスしています。テーブルとアームチェアの「Sopovria」と「Glacoja」のコレクションは、生活の芸術の規範を変革することを目的としたブランドの想像力豊かな宇宙の物語です。

 

 

パリデザインウィークファクトリー:FROISSART

パリデザインファクトリーの一部として、FROISSART(フロワサール)のスペースは、工芸の伝統を復活させるアーティストを歓迎します。

とりわけ、アーティストPierre-Christophe Gamは、彼のNjoyaコレクションで伝統的なカメルーンのノウハウに敬意を表しています。完全に手作りで、ラフィアの要素のみで構成された家具セットは、その純粋なラインとそのエスニックな現代性で注目に値します。オブジェクトのパワフルなマットブラックは、天然の贅沢さと優雅さを感じさせます。

以上、CARLINによるPARIS DESIGN WEEK 2021のレポートをお届け致しました。

次回もCARLINニュースを楽しみに!

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